マスク内の湿度をコントロールする

肌の乾燥を防ぐなら、マスク内部の湿度を下げる工夫が効果的でしょう。マスク内部の湿度が高いと、肌がうるおっているように感じますが、実際には逆の状態です。湿度が上がり、肌がふやけると、水分が蒸発しやすいため乾燥の原因となります。湿度をコントロールするには、不織布マスクの内側にガーゼやティッシュなどを挟むのがおすすめです。また、雑菌の繁殖を防ぐためにも、マスク内の汗はウェットティッシュなどでこまめに拭き取りましょう。

マスクの素材を変える

もしマスクをすることで肌荒れがひどい場合は、マスクの素材を変えてみることも一つの対策です。感染リスクを防ぐには、飛沫を遮断する機能の高いマスクであることが重要です。そのうえで、できるだけ肌にやさしい素材を選びましょう。最近では、飛沫を防ぐ効果が比較的高い不織布マスクでも、肌にやさしい工夫がされているものも少なくありません。また、綿ガーゼやシルクなどの天然素材は、肌あたりもソフトで吸湿性にも優れています。

マスクを外したあとは、正しいスキンケア

マスクによる肌荒れを防ぐには、マスクを外したあとの正しいスキンケアが重要です。「マスクで隠れているから」という理由でスキンケアをおろそかにしていると、肌のバリア機能が低下して、余計に肌荒れがひどくなってしまいます。帰宅したら肌の汚れやメイクをやさしく洗い流して、清潔な状態にしましょう。また、低刺激処方の化粧水や乳液を選んで保湿ケアをおこない、角層のうるおいバリアをすこやかに保ちましょう。